不眠症の発症そして薬漬けの日々へ突入 !

自分の心身に異常が現れ始めたのは大学受験前の夏でした。

毎晩夜更かしをして勉強していたからなのか、受験のプレッシャーからなのか徐々に寝付きが悪くなっていったのです。眠りが浅いので、げっそりとした様子で高校に行き、勉強もろくに出来なくなりました。

見るに見かねた両親が僕を地元の心療内科につれて行き、結果、不眠症との診断を受け睡眠導入剤が処方されたのです。

何の睡眠薬だったが忘れましたが、よく効いたのは覚えています。
それからは、少しでも寝付きが悪い時は睡眠薬を飲む習慣になっていき、次第には睡眠薬がないと夜眠れないようになりました。


そんな状態でしたが、大学にも合格し無事に入学することができましたが、やはり、寝付きが悪く睡眠薬が手放せません。
それだけでなく、今度は当初の量では薬の効き目が悪くなり、薬の量を増やしていき、それでも次第には効き目がなくなりまた増やすという悪循環にはまっていきました。

また、同時に鬱や対人恐怖などの神経症状が次々と現れはじめ、社会人と比べほとんどプレッシャーも人間関係の辛さもない、ゆるいキャンパスライフなのに、神経症状の為、友達も少なく、ほぼ引きこもりのような生活をしていました。

始終、得たいの知れぬ不安感が心の底にこぶりついており、何をするにも鬱が付きまとっていました。
自分の顔や声が醜いと思い(今から振り返ると普通の顔でした)、人とも自然に話すこともままならず、写真や鏡を見ると絶望に突き落とされました。

自分の存在が嫌になり、自殺未遂もしましたが成就せずに、常に生きる恐怖に怯えていました。

薬の量もどんどん増えてゆき、自分の力では無く、薬の力で這って生きてるようなものでした。

さすがにこのままで良いのかと怖くなり、医者に相談しても薬を増やすか、別の薬をだすか、たまのアドバイスでも「運動をしろ、趣味を持て」ぐらいでした。

神経症を何とかしようと思い、医者に行き、確かに薬を飲めば一時的に症状は落ち着くが、薬がきれたらまた症状がぶり返す、しかも更に悪くなって…

「生きたくない」でも「死ぬのも怖い」と言う思いに揺れながら、このままではヤバイと思いつつも薬を飲み続け、薬漬けの人格が形成されてしまいました。

次回に続く


人生捨てたもんじゃない!!「神経症」克服までの道のり

はじめまして、パラレルたぬきです。

自分を苦しめた神経症そしてその克服までの道のりを多くの方に知って頂こうと、ブログをやってみようと思いました。

大学時代に発症し、追い詰められ自殺未遂までしたパラレルたぬきがどのような経緯で完治まで至ったか、少しづつ情報をアップしていきたいと思います。

同じように神経症で苦しんでいる方はこの記事を参考にして、症状を少しでも良くしてもらいたいです。

神経症の定義はあいまいで、精神的な症状とそれに伴う肉体的症状が現れたりして、その様態は人それぞれだと思います。

また、病院のお医者さんによっても診断がまちまちになってきます。
僕もそうでしたが、病院を変えただけで、鬱病と診断されたり、自律神経失調症と診断されたりしました。

神経症というだけで、色んな病名をつけられます。ですので僕を苦しめた細かい症状をまず列記してその症状がどのようにして消えていったかを書いていきます。

・常に憂鬱、得たいの知れぬ不安感がある
・夜眠れない(ひどい時には一睡もできない)
・緊張型の頭痛
・対人緊張(笑顔がひきつる)
・あがり症
・慢性的なだるさと疲れ
・眼精疲労
・挙動不審
・目が泳ぐ
・女性恐怖
・吃り
希死念慮
醜形恐怖


主にこれらの症状に翻弄され続け、一瞬一瞬が苦しく毎日が地獄のようでした。
これは、なってみないとわからない辛さです。

意思の力ではどうにも出来ず、心療内科からの薬を服用することになりました。

しかし、結論から言えば薬では根本的な解決には至りませんでした。

薬はあくまで一時的な対処療法にすぎないということです。

次回に続く