症状が良くならず数々の心療内科を狂い回る

大学生活も終盤にさしかかり就職活動を始めたが、神経症をかかえまま社会人になることはとても不安だった。

そして、向精神薬で乗り切るっていくしかないと考えていた。

この時とにかく症状を抑える為、向精神薬を飲むことしか選択肢を考えられず、まさに薬物依存性の状態だった。

大学も卒業し社会人となるとその不安は的中し大学時代とは比べ物にならないストレスの嵐に巻き込まれた。

薬の量がストレスに比例して、どんどん増えていった、安定剤の量も既に限度まで達し、そして次第に薬の効力が出にくくなっていった、睡眠薬も効かなくなり、夜も昼も寝れない日が何日も続いた。

とてじゃないが身体がもたず、会社を何度も休むようにもなった。

心療内科科に通っているのに一向に治る気配が無い…

不安に思い別の心療内科も受診してみることにした。
そこでは躁鬱病ではないかと診察され、ジェイゾロフトという薬をもらった、服用したとたん、気が狂いそうになり服用を中止した。
医師に話したら、やはり鬱病だろうということでパキシルを処方された、しかし、パキシルは自分には効果を感じられなかった。

やはり自分にはデパスが一番あっていたようだ、鬱も無くなり、精神的にも落ち着く、しかしそのデパスもほとんどの効かなくなりつつあった。

とにかく自分を正しく治療してくれる病院を探しまくった。
だがどの病院の医師も似たような対応ばかりで、ただ話を聞いて薬を出すだけだった。

「もう駄目だ」とあきらめかけていた時だったが、唯一、今までの医師とは何か違う、今後、自分の人生が良い方向に舵をきるきっかけともなった医師と出会う事となる。

次回に続く